大きなジガバチが地面をウロウロ、近づいては少し離れた所へ飛ばれることを繰り返しましたが、そのうちに慣れてきて、近づかせてくれました。
比較的大型の黒と赤のジガバチにミカドジガバチ、サトジガバチ、ヤマジガバチがいて、これらの見分け方を
こちらに書いています。 写真のジガバチは、上の写真のように、腹部第2節の末端が膨大していますので、ミカドジガバチで間違い無いでしょう。
上にミカドジガバチの背面の特徴を載せました。 中胸背板中央部後方には斜走する皺があり、翅に隠れて一部しか見えませんが、前伸腹節基部の三角状部には斜走皺が見られます。
横から見ると、中胸側板には白っぽい毛斑が見られます(上の写真)。
ところで、このミカドジガバチ、歩き回りながら、時々、上の写真のように、触角を土に差し込み、顔を土に埋めるような行動をしていました。 この時の顔を撮ると・・・
大アゴの間から口器を突き出しています(上の写真)。 ミカドジガバチは幼虫の餌としてシャチホコガ類の幼虫を狩りますが、土の中にシャチホコガ類の幼虫はいないでしょうし、巣に運ぶ餌を探すのなら口器を出す必要も無いでしょう。 また、成虫の餌は花の蜜のはずです。 いったい何の目的で口器を出していたのでしょうか。 何かの死骸など有機物も食べるのでしょうか、それとも塩類補給なのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿