写真はマツムラゴケ Duthiella speciosissima でしょう。 湿った岩上にありました。 大形のコケで、不規則な羽状に分枝しています。
乾いても葉はほとんど変化しませんが、枝は曲がります(上の写真)。
葉はやや密にやや扁平につき、長さは3~4㎜です。
葉は卵形の基部から長く漸尖し、上部は波打っています。
上は葉先付近です。 中肋は葉先よりかなり下で終わっています。 歯は、葉の基部に向かうにつれて小さくなりますが、全縁にあります。
翼部は矩形の細胞からなっています。
葉の上部や中部の細胞は菱形~狭六角形で、長さは 20~40μm、背腹両面に1個のパピラがあります(上の写真)。
葉の下部の細胞は長さ40~90μm、幅6~10μmで、パピラは無く、細胞壁にくびれが見られました(上の写真)。
(2024.11.22. 京都市 貴船)
◎ マツムラゴケはこちらやこちらにも載せています。
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