雑木林で見つけたキノコ、テングタケ科のものだとはすぐ分かるのですが、傘の上のつぼの破片の残り方がその時の環境条件で異なりますし、その他の特徴も不安定で、1本だけ生えていると、種名に自信が持てなくなります。 たぶんコトヒラシロテングタケだと思うのですが・・・。
上の写真、黒い点は、ゴミもありますが、動きまわっている小さな虫です。
傘の裏も状況は同じです。 小さな虫は、どうやらほとんどが同種のようです。
接写してみると、ツヤヤドリタマバチ科の一種のようです。 体長は 1.7mmでした。 なお写真は、黒っぽい蜂が真っ黒にならないように、露出オーバーにして撮っていますので、コトヒラシロテングタケはほとんどまっ白になっています。
上の3枚の写真で、このツヤヤドリタマバチの翅脈の様子と、中胸の小楯板の様子が理解していただけると思います。 小楯板には環状の溝を境に盛り上がった部分があり、その中央に水滴型の立体的な模様が見られます。
横から見ても、名前のとおりツヤがあり、上の写真では体に脚が映りこんでいます。 腹部は扁平な楕円形です。 見ていると・・・
上の写真のように産卵管を差し込んで産卵し始めました。
上は産卵を終え、産卵管をしまおうとしているところです。
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