上は和泉市の槇尾山山麓で撮ったヒメキンミズヒキです。 群落の一部に陽が当たり、スポットライトを浴びたようになっていました。
ヒメキンミズヒキは、山地の日陰でよく見られます。 一見小型のキンミズヒキと紛らわしいのですが、注意して見れば、いろいろ違いが見えてきます。
最初の写真には葉がほとんど写っていませんが、ヒメキンミズヒキの葉はこのように茎の下部にロゼット状につくことも多いようです。 下がその葉です。
葉の形もキンミズヒキとは少し異なるのですが、葉の形態は変異幅が大きいので、ここでは触れません。
花は子孫を作る大切な場所で、変異は少ないものです。 花を比較すれば、ヒメキンミズヒキとキンミズヒキの違いははっきりします。 上がヒメキンミズヒキの花、ものさしを忘れたので、花の大きさが分かるように10円玉の上に置いてみました。 そして下がキンミズヒキの花です。
【 参考 】 キンミズヒキの花 |
ヒメキンミズヒキとキンミズヒキの花を比較すると、まず花弁の幅が違います。 ヒメキンミズヒキの方が細い花弁です。 そしてオシベの数は、キンミズヒキが8~15本であるのに対し、ヒメキンミズヒキのオシベは5~8本と少なくなっています。
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