昨年の10月8日に、イヌタデの若い果実?に産卵しているヒメバチを載せました(こちら:撮影は9月29日)。 なお、「若い果実?」と「?」をつけたのは、これらのタデの仲間は、子房の果実への変化を保護するためだと思われますが、花後にガクが閉じて蕾のような姿に戻り、蕾と果実の時期の判別が難しいからです。
今回、おそらく上と同種と思われるヒメバチが、ミゾソバの若い果実?に産卵していました。 なお、ミゾソバはタデ属( Polygonum )でイヌタデはイヌタデ属( Persicaria )と属は異なりますが、同じタデ科で近縁です。
下の写真では、産卵管鞘は写っていますが、産卵管は根元まで花の中に差し込んでいるように見えます。
下の写真では、片方の触角をガクの間に入れています。 偶然に入ったとは思えません。
翅脈の比較的よく分かる写真も、下に載せておきます。
昨年も書きましたが、他の昆虫に寄生すると思われるこのヒメバチは、いったい何に産卵しているのでしょうかね。
(2014.10.10. 堺自然ふれあいの森)
(2015.1.30.追記)
このヒメバチは、チビアメバチ亜科のDiadegma属かEriborus属だろうと教えていただきました。 詳しくはこちらをどうぞ。
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