オクラにいたミナミアオカメムシ 2014.10.15. 堺自然ふれあいの森 |
上はオクラで交尾中のミナミアオカメムシです。 緑の所に緑の虫で、色彩的にはおもしろくない写真ですが・・・
上はミナミアオカメムシの幼虫かアオクサカメムシの幼虫かはよく分からないのですが、同じ日に同じオクラの上にいたので、たぶんミナミアオカメムシの幼虫でしょう。 親が地味なら子は派手ですね。
アオカメムシの仲間の多くの幼虫はこのように派手なようで、カナダで見た Acrosternum も派手でした。
ミナミアオカメムシは、1950年代末に四国や九州の水田で大発生し、稲作に大打撃を与えてよく知られるようになりました。 その名のとおり、熱帯地方を起源とし、暖かい地域に生息していたカメムシですが、地球温暖化と共に北上を続けているようです。
ミナミアオカメムシは、同じ属のアオクサカメムシ( 以下「アオクサ」と書きます )とよく似ています。 島根県報道発表資料(こちら)を参考に作成した見分けるポイントを下に書いておきます。 上の資料ではツヤアオカメムシとの比較もされていますが、これとはツヤの有無で区別できるので、ここでは省略します。
① 体型はアオクサより縦長
② 触角の第3・4・5節に褐色部がある。 アオクサは同じ所が黒色。
③ 前胸背側角は角質部外縁よりあまり飛び出ない。 アオクサはかなり突出する。
④ 結合板の外縁後端部に小黒点。 アオクサは各節中央後端部にも小黒点あり。
ダイコンにいたミナミアオカメムシ 2014.10.10. 堺自然ふれあいの森 |
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