写真はスギの樹皮に着生していたタマコモチイトゴケ
Gammiella tonkinensis です。 枝の上部にたくさんの無性芽をつけ、その部分が玉のように見えるということですが、残念ながら上の写真には写っていません。 写真の所を採集しましたので、採集品にも球状にたくさんついた無性芽はありません。
球状に集まった無性芽は無いにしても、どこかに無性芽がわずかでもついていないか実体顕微鏡で探したのですが、葉腋につく細い糸状の無性芽はなかなかみつけることができません。 しかし、いつの間にか実体顕微鏡のステージに無性芽が数個が落ちていました。 それが下の写真です。 どこについていたのかは確認できていません。
タマコモチイトゴケの無性芽は細胞が1列につながっています。
上は枝葉です。 披針形で中肋を欠いています。 葉身細胞は線形です。
翼部は10個ほどの方形の細胞で形成されています。
(2017.3.25. 徳島県海部郡海陽町相川)
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