上は渓谷のキシツツジの枝についていたカワブチゴケ
Cyptodontopsis obtusifolia です。 カワブチゴケは川の増水時には水に浸るような所のキシツツジやサツキなどの枝につきます。 水流に流されないようにしっかりと枝にくっついていました。
二次茎は上のように不規則に分枝しています。
上は乾いた状態ですが、葉は縮れていません。
上は湿った状態です。 蒴は短枝の先につき、蒴柄は非常に短く、ほとんど苞葉の間に隠れています。 湿った状態では蒴歯は強く寄り集まり、こよりのようになっています。
上は乾いた状態の蒴です。 蒴歯は1列16本です。
葉は卵状楕円形で、長さは 1.5~2mmです。中肋は葉先近くにまで達しています。
中肋上部の背面には歯が見られます(上の写真)。
上は葉身細胞です。 細胞はやや厚壁で、1個のパピラがあります。(パピラを撮ろうとすると、細胞はどうしてもボケてしまいます。)
(2017.3.25. 徳島県海部郡海陽町相川)
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