写真はヒデリコ
Fimbristylis miliacea です。 花茎は先で何度も枝分かれし、たくさんの小穂をつけます。
和名は「日照り子」で、夏の日照りでも元気なところからと言われていますが、湿った所に生える植物ですから、水があれば暑さに負けないのも納得できます。
上は小穂の拡大で、紅色で3裂した柱頭が鱗片の隙間から出ています。 小穂の先から出ている白いものは葯の取れた花糸ではないかと思うのですが、間違っているかもしれません。
葉は根元から花茎(=稈)と別れて出て左右2列に並んでいます。
上は2枚の葉が分かれるところを拡大したものですが、葉は単面葉です。 つまり見えているのは2つ折りになった葉の裏側だけで、葉の表どうしはくっつきあってしまっています。
上は花茎の基部で、鞘で保護されています。
(2017.9.8. 堺自然ふれあいの森)
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