陽のよく当たる岩上に生えていた写真のコケ、ハチヂレゴケ
Ptychomitrium dentatum (別名タチギレゴケ)のようです。
上は乾いた状態で、下は湿った状態です。
葉は乾くと内曲します。 蒴柄の長さは、上の写真のものでは2mmほどで、茎や蒴の長さに比較して短く感じます。
蒴はかなり時間がたっているようで、蒴歯もほとんど欠けていましたので、以下、葉について観察しました。
上部の葉縁には大きな鋸歯が見られます(上の写真)。
上は葉の背面から中肋にピントを合わせています。 中肋は葉頂下で終わっています。
葉身細胞は、基部の長い矩形から、上部に向かうにつれて丸みのある方形になっていきます。
上部の葉縁の鋸歯は数細胞からなっています。
(2019.6.12. 神戸市北区 道場)
◎ 帽のある蒴をつけた
ハチヂレゴケをこちらに載せています。
0 件のコメント:
コメントを投稿