2024-12-12

カギヤスデゴケ

 ガードレールに張り付いたカギヤスデゴケ Frullania hamatiloba が花被をつけていました(上の写真)。 植物体に光沢はありません。


 上の2枚は、1枚目が背面から、2枚目が腹面から撮った写真です。 本種の花被は3稜で、表面にいぼ状の突起があります。

 上は腹面から撮っています。 腹片はヘルメット状で嘴があります。 腹片は大きく、幅は背片の1/4~1/2です。

 腹片の先は嘴状になっています(上の写真)。

 腹葉は幅が茎径の2~3倍で、先端は深く切れ込み、側縁はほぼ全縁です(上の写真)。

 上は背片です。 背縁基部は耳状突起となっています。

 上は背片の細胞で、細胞壁はやや波状に肥厚しています。

(2024.11.22. 京都市 貴船)

◎ カギヤスデゴケはこちらこちらにも載せています。

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