トンボの仲間の産卵も、何にどのようにして卵を産むのか、種によって異なっていて、多様です。
Part1に載せたオオシオカラトンボの産卵では、メスが単独で行う打水産卵でした。 では、ギンヤンマではどうでしょうか。
ギンヤンマは胸部と腹部の境界部分の色でオスとメスを区別することができます。 オスは水色で、メスは黄緑色です。
上の写真がギンヤンマの産卵の様子です。 周囲がゴチャゴチャしているうえに、水面にそれらが映って、少しややこしいですが・・・。
ギンヤンマの産卵は多くの場合、雌雄が連結した状態で行われます。 前がオスで、メスの腹部の半分は水中に入っています。
オオシオカラトンボなどの産卵と比較すると、ギンヤンマの産卵はとても静かで、産卵中は、少なくとも水上の見える範囲では、写真の状態のままで、ほとんど動きはありません。 卵を産みつけるところを産卵基質と言いますが、ギンヤンマは生きた植物の茎の中や、枯れた植物の茎の中など、様々なものを産卵基質とします。
上は1枚目とは別の個体の産卵の様子を横から見たものです。 この場合も枯れた植物の茎の中に卵を産みつけているようですね。
上は連結した状態の姿勢が水平になった場合です。 上の写真の場合は生きた植物の葉柄の中に卵を産んでいるのでしょうか。
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