自宅近くの丘陵地の谷筋の田に、上の写真のような、イネの植えられていないコーナーがあります。 水が田に入ってくる所で、低水温による障害を防ぐためにイネを植えないのか、影になる時間帯も長い所だからなのか、イネを植えない理由は分かりませんが、トンボが飛び交い、いろんな水生植物が見られる場所になっています。
そんな水生植物のひとつに、ハリイと思われる植物がありました。 上の写真の中央下がそれで、左から右上にかけては
コナギが生えています。 イネは左上隅に少し写っています。
少し拡大してみました(上の写真)。 左端にいるのは
ヒゲナガヤチバエでしょうか。
ハリイは針のように小さく細いイグサという意味でしょうが、イグサ科ではなくカヤツリグサ科です。 葉は鞘状になって花茎にくっついていて目立ちません。 小穂は花茎の先端につき、短い苞がその先に付くこともあります。 同じカヤツリグサ科に、もう少し小さいマツバイ(針より松葉の方が小さい!?)など、似たものが何種類かあります。
上は小穂です。 この場合は苞が伸びています。 側面に褐色部分のある鱗片からは、メシベやオシベが顔を出しています。
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