海近くのタブノキの幹についていたアオシマヒメシワゴケ
Aulacopilum trichophyllum です。 昨日載せたヒメシワゴケとは同属ですが、ずっと小さなコケで、レッドデータブック(環境省編 2000)で絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。 和名の「アオシマ」は宮崎県の青島神社で初めて発見されたことによるようです。
蒴の蓋には短い嘴があることや、蒴歯が無いこと、蒴柄が半ばまで雌苞葉に覆われていることなどは
ヒメシワゴケと同じですが、葉先が透明尖となっています。
透明尖は1個の長い細胞からなっています。 葉身細胞に密に小さなパピラがあることはヒメシワゴケと同じですが、葉身細胞の大きさはヒメシワゴケよりも小さく、長さは 15~20μmです。
(2017.3.26. 徳島県海部郡牟岐町)
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