岩から垂れ下がるミヤコノケビラゴケ Radula tokiensis 、渓谷近くの、いかにも川霧のかかり易そうな場所でした。
上は背面から撮っています。 透けて見えている腹片はほぼ方形で、背片のほぼ半分の長さです。 下は背片aの赤い四角で囲った部分を拡大したものです。
背片の背縁基部に注目しているのですが、茎と重なって分かりづらくなっていますので、背縁を黒い色でなぞったのが下です。
aの背片の背縁基部は切形を呈していて、その上端には赤い矢印で示したような鈍い突起が見られました。 このような背片は他にもあちこちに見られました。
上は腹面から撮ったものです。 仮根が腹片の中部に束生していますが、これはケビラゴケ科に見られる特徴です。
上は背片の葉身細胞です。 トリゴンは見られません。
(2017.3.25. 徳島県海部郡海陽町相川)
◎ 本種は水中でもよく見られます。 そのような水中で暮らす本種をこちらに載せています。
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