上はニホンアカザトウムシ
Pseudobiantes japonicus です。 堺自然ふれあいの森で木をチェーンソーで切っていたところ、その振動でか、近くの木の洞から出てきて、体を左右に揺らしていたとのことです。 見せていただいた時には既に死んでいたのが残念です。
ザトウムシ目は世界で約4000種ほどが知られています。 これまでブログには、マザトウムシ科の
ゴホントゲザトウムシ、
トゲザトウムシ、スベザトウムシ科の
アカサビザトウムシ、
オオナミザトウムシなとを載せてきましたが、これらは全て頭胸部と腹部の背板が分かれているカイキザトウムシ亜目に分類されています。
ザトウムシ目にはこの他にダニザトウムシ亜目、アシブトザトウムシ亜目、アカザトウムシ亜目、ヘイキザトウムシ亜目があり、これらは全て腹部前方の体節の背板が頭胸部に癒合しているのですが(
Wikipedia)、今回のニホンアカザトウムシはこのアカザトウムシ亜目に分類されています。 アカザトウムシ亜目の触肢は捕獲用に変化しています。
上はニホンアカザトウムシを裏返して触肢を拡大して撮ったものです。
(撮影日:2017.5.13.)
0 件のコメント:
コメントを投稿