土の斜面に複数のコケが混生していましたが、長い若い蒴が目立つコケがありました。 蒴の付いているコケだけを選り分けると、下のようなコケでした。
乾いた状態では、葉は縮れています(上の写真)。
蒴の長さは頸部から帽のツノの先まで入れると5mm近くにもなります。
葉は湿らせると上のようになります。
中肋は2本で、長い方は葉の中ほどに達しています。 上の写真でも葉身細胞が大きいことは分かりますが・・・
葉身細胞は長い六角形~狭菱形で、長さは 60~100μm、幅も 20μm前後あります(上の写真)。
以上の観察結果から、このコケはミヤマサナダゴケ
Plagiothecium nemorale のようです。
(2019.5.26. 京都府
芦生研究林)
◎ ミヤマサナダゴケは
こちらにも載せています。
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