従来ウキゴケと呼ばれてきたコケは、複数の種が混同されていたようで、このうち、上の写真の
Riccia fluitans の和名はウキウキゴケとされるようになってきました。 清流によく育っているこのコケを見ると気分がウキウキするかもしれませんが、そのことは和名とは関係なく(^_-) 水面近くの水中に浮いて育つウキゴケなので「浮きウキゴケ」です。
上のウキウキゴケは水深のとても浅い所で育っていて、一部は水中に育ち、一部は空気中に出ています。 水中にある茎葉体の先端部からは光合成の結果できた泡がたくさんくっついています。
葉状体の断面を作ってみました(上の写真)。 葉状体内部にはたくさんの気室が見られます。 これが浮くためのしくみでしょう。
ウキウキゴケは二叉状に分岐しながら生長しますが、古い葉状体で、通常の生長方向とは 90°異なる方向に枝を伸ばしているように見える所がありました(上の写真)。
(2019.6.12. 神戸市北区 道場)
◎ ウキウキゴケは
こちらにも載せています。
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