樹幹に、花被をたくさんつけたヤマトケビラゴケ
Radula japonica がありました。
花被に保護されている胞子体を反射光で撮ろうとしたのですが、花被をピンセットで破るには小さすぎました。しかたなく透過光で(=顕微鏡で)撮ってみたのですが、上のように、胞子体はシルエットしか分かりません。 しかしヤマトケビラゴケの花被はヘラ形であることは分かります。
◎ 上のような胞子体が生長し、胞子を飛散させて蒴が裂けた本種の様子を
こちらに載せいてます。
背片は重なっていて、全縁で円形、腹片は方形で、背片のほぼ 1/2の長さです。 キールは直線状です。
腹片の基部は茎をわずかに覆っています。 ケビラゴケ科には腹葉はありません。
上は葉身細胞で、ケビラゴケ科の多くは各細胞に大きな1個の油体を持っています。 トリゴンはほとんどありません。
(2019.6.12. 神戸市北区 道場)
◎ ヤマトケビラゴケは
こちらにも載せています。
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