4月15日、花崗岩上に育つコケ群落にアトモンサビカミキリ Pterolophia granulata がいました。 カメラを近づけると頭部をコケに突っ込んで動きを止め、全く動こうとしません。
成虫越冬をするカミキリで、動き出したものの、まだ活発な動きができない気温で、本能的にじっとしているのが身を守る手段なのかもしれません。 木の幹や枯れ木などにいるカミキリムシで、そのような場所では、じっとしていれば、体の色や模様が保護色になるのですが、コケの上ではよく目立ちます。
どうにかして顔を撮りたいと周囲のコケを抑えようとして少し体に触れてしまったとたん、下に落ちてしまい、探しても草に紛れてみつけられませんでした。
コケを観察するつもりで近づいてカミキリをみつけたのですが、落ちたカミキリを探す方に集中してしまい、コケのサンプリングをしていませんでした。 写真で見ると、ハイゴケ科やアオギヌゴケ科など、何種類かのコケが混生しているようです。
(2021.4.15. )
◎ アトモンサビカミキリはこちらにも載せています。
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