ムネアカオオアリの女王

　午後２時少し前、翅をつけたムネアカオオアリ Camponotus obscuripes が数十頭動き回っている所に出会いました。　歩くことが中心で、飛んでも数cmです。　オスを求めて分散しはじめた女王アリだと思います。
　当日の天気予報は晴ということで出かけたのですが、通り雨があったのか、この場所の地面は濡れていました。　本種の結婚飛行は、５～６月の昼間～夕方の雨上がりすぐに行われるようで、うまくチャンスに巡り合えたようです。
　なお、本種のオスアリと新女王アリは秋に羽化するのですが、すぐには結婚飛行は行わず、この時期まで巣内に留まるようです。

　上は翅を広げているところですが、翅はすぐにたたみ、飛び立つことはありませんでした。

　上は同じ日に別の場所で撮ったムネアカオオアリの働きアリです。

（2021.5.14.　明治の森箕面国定公園）