写真はイヌサナダゴケ Platygyrium repens だと思います。 樹幹についていました。 分布は平凡社では北海道~四国となっています。 写真中央のやや右上に蒴がありますが、蒴は直立し相称です。
上の2枚の写真は同じ枝で、上が乾いた状態、下が湿った状態です。
全ての枝ではありませんが、枝先近くの葉腋には多くの小枝状の無性芽(早落性小枝)がついていて、枝先がボサボサしているようにみえます(上の写真)。 これは最初の写真でも分かります。
上は茎葉で、卵形で凹み(しわの様子で分かります)、葉先はやや急に細くなっています。 ほぼ全縁で、下部で狭く反曲しており、その部分の色が濃く見えています。 中肋は無いか、短く2叉しています。
上は翼部です。 翼部の細胞は方形~矩形で多数あり、葉縁に沿って8~12細胞が並びます。
葉身細胞は狭い六角形~線形です(上の写真)。
上は偽毛葉です。 偽毛葉は糸状で、基部はときに上の写真のように2細胞列になります。
0 件のコメント:
コメントを投稿