奈良県の川上村で採集されたムカシヒシャクゴケ Scapania ornithopoides を少し分けていただきました。 北海道、本州の主に亜高山帯や四国などの古生代の地層を有する地域に分布し、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
上は、葉腋にある鱗片状の毛葉が分かるように、数枚の背片を取り除いています。
Scapania(ヒシャクゴケ属)で、キールが無ければ、つまり背片と腹片がつながっていなければムカシヒシャクゴケに決まりです。 しかしつながっていることは簡単に証明できても、つながっていないことを明確に示す写真は難しい。 上の写真もキールはどこにも無いように見えますが、茎で見えない所もあります。
どうにかしてキールが無いことが分かる写真を撮りたいと、いろいろやっているうちに、背片にも腹片にも裂け目が入ってしまいました・・・。
上は腹片の葉縁です。 腹片にも背片にも葉縁には多くの歯があり、その先端は狭三角形の細胞からなっています。
上は背片の先端近くの細胞で、とても大きなトリゴンがあります。
上は腹片の中央やや基部寄りの細胞です。 今回は腹片にも背片にも明瞭なベルカは確認できませんでした。
◎ ムカシヒシャクゴケはこちらにも載せています。







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