2014-11-23

フタモンホシカメムシ

 今日は小春日和、近所を散歩していると、公園に面した民家の白壁にいろいろな虫がいました。 そのうちの1種、地表性であるはずのフタモンホシカメムシも、暖かさに誘われてか、数頭が壁の上を動きまわっていました。 そのうちの1頭はお食事中・・・


 犠牲になっているのはハバチの一種だと思います。 ハバチの体にはクモの糸が絡んでいますから、動けなくなったハバチの体液を吸っているのでしょう。


 角度を変えて見ると、フタモンホシカメムシの口吻がよく分かります。 上の写真では、カメラを近づけているため、刺していた口吻を抜いています。


 ところで、フタモンホシカメムシ( 以下、フタモン )と、同じ属のクロホシカメムシ( 以下、クロ )とは、たいへんよく似ています。 両者を見分けるポイントは、フタモンの脚のつけ根に乳白色の紋があり( 上の写真の① )、クロではこの部分も黒いこと、フタモンに見られる腹面の白っぽい環状紋( 上の写真の② )がクロでは無いか、あっても細いことが挙げられます。


 同じ壁には、上のようなフタモンホシカメムシもいました。 フタモンホシカメムシには長翅型と短翅型がいます。 3枚目までのものが長翅型、上が短翅型でしょう。 (長翅型はこちらにも載せています。)

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