フタバネゼニゴケ Marchantia paleacea ssp. diptera がたくさんの雄器托をつけていました。 少し離れた所にも大きな群落がありましたが、全て雄株の群落でした。 たぶん無性生殖で雄株だけが増えたのでしょう。
雄器托を上から見ると小さな孔がたくさん見えますが、これらのほとんどは気室孔です。
雄器托を横から見ると縁が上に反っています。 雨粒が当たると精子を含んだ水滴が飛び出すよう、染み出た精子を含んだ水を貯めておけるようになっているのでしょう。
上は雄器托の傘の断面で、白い造精器が確認できます。
(2022.4.10. 槇尾山)
◎ フタバネゼニゴケの生殖に関しては、造卵器などの様子をこちらに、若い胞子体をこちらに、無性生殖をこちらに載せています。
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