2022-04-16

ホソバミズゼニゴケの蒴の変化

 ホソバミズゼニゴケ Apopellia endiviifolia の開裂した蒴の様子や胞子・弾糸については既にこちらに載せていますが、この春には蒴柄が伸びだすところから蒴の開裂までの変化を記録することができましたので、改めて載せておくことにします。

 3月17日、箕面公園の一角で蒴柄が伸びだしていました。 冬の寒さで葉状体は紅紫色を帯びていますが、赤褐色の雌包膜が目を引きます。 雌包膜は円筒形で、先端は鋸歯状になっています。
 下の4枚は上と同じ場所で、3月28日に撮った写真です。

 3月28日、蒴柄は長く伸びていて、多くの蒴が開裂していました。 若い蒴は写真右上のように黒っぽい色をしていますが、成熟すると写真中央下のような緑褐色になってきます。 この色は、蒴壁や、内部の弾糸、胞子などの色が透けて見えているのでしょう。

 蒴柄が裂けたばかりの時は緑色をした胞子の色がめだっていますが・・・

 胞子の飛散が進むにつれて次第に弾糸が目立つようになり・・・

 ついには上の写真のように弾糸だけになります。 本種の弾糸は胞子と共に飛散することもなく、蒴壁にくっついているのでもなく、短い弾糸柄の先についています。 蒴壁は4裂しています。

 ほんの少し離れた所には、上の写真のようにほとんど開裂した蒴ばかりの群落もありました。

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