2022-06-15

コフサゴケ

 

 北海道の苫小牧市にある北海道大学研究林のコケを許可を得て調べておられる泉田氏より、研究林内に生育しているコフサゴケ Rhytidiadelphus japonicus (上の写真:泉田氏撮影)を送っていただきました。
 分布は平凡社では北海道~九州の高地となっていますが、北海道では低地でも見られるようで、研究林の標高は50m前後です。

 和名に「コ(小)」とついていますが、大形のコケで、やや羽状に分枝し、大きさはフサゴケとほとんど同じです。

 茎は赤褐色で、茎葉の長さは 2.5~3.5mmです。 よく似たフサゴケは葉先が漸尖していますが、本種の葉先は枝葉も茎葉も急に細くなっています。

 葉は薄く、湿ると破れ易くなります。 平凡社の図鑑では葉先が反り返るとあるのですが、ほとんどの葉先は反り返っていません。

 上は茎葉です。 基部は狭まり、翼部は褐色の細胞が明瞭な区画を作っています。 中肋は2本あるのですが、上のように1本が欠けているものも散見されました。

 上の写真の茎葉の中肋は2本揃っています。

 上部の葉縁には細かい歯があります。

 上は翼部です。

 葉身細胞は、長さはいろいろですが、幅は5μmほどです。

 上は枝葉です。 葉縁の上部は波打つことがあるようです。

◎ コフサゴケはこちらにも載せています。

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