写真はヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys です。 葉は3小葉です。 大阪市の「咲くやこの花館」によると、例年3月と4月下旬に咲くが、1月の開花は珍しいとのことです。 自生地はフィリッピンですが、森林の伐採などで自生のものは全滅寸前とのことです。
じっくり見ればたしかにマメ科の花ですが、大きな総状花序や花の色からは、マメ科のつる植物とは思えません。
ガクの歯は幅広く鈍頭です。 属名はギリシア語の strongylos(丸い)と odoys(歯)に由来し、ガクの形態にちなんでいます。
コウモリ媒花で、オオコウモリが蜜を求めて竜骨弁につかまると、その重さで隠れていた雄しべと雌しべが現れてオオコウモリの頭に触れるしくみのようです。 これも共進化の例でしょう。
(2023.1.20. 咲くやこの花館)
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