大分県・深耶馬渓の岩上に、とても明るい緑のコケ群落が育っていました(2022.12.6.撮影)。 上は下の赤い四角で囲った所です(写す角度は少し異なっています)。
以下の観察結果から、このコケはヤクシマツガゴケ Distichophyllum collenchymatosum だと思います。
葉は密に重なってやや扁平についています。
同じ茎につく葉でも大きさに差異がありますが、大きい葉は2mmを超えます。
葉縁の舷は2細胞列で、少し葉緑体を持っている(上の写真)ため、低倍率ではやや黄色に見えます。 なお、ツガゴケの舷には葉緑体は無く、無色です。
細胞は葉先で小さく、基部に向かうにつれて次第に大きくなります。 上はほぼ中央の葉身細胞です。
◎ ヤクシマツガゴケはこちらにも載せています。
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