2023-01-13

コカモジゴケ

 写真は樹幹についていたコカモジゴケ Dicranum mayrii です。

 よく見ると、あちこちに小さい枝状の無性芽があります(上の写真の黄色の矢印)。

 上は乾いた状態、下は湿った状態です。

 葉の長さは 1.5~2mm、無性芽は乾いて葉が捲縮している時の方が分かり易いようです。

 この仲間の葉としては、比較的太い中肋があります(上の写真)。

 葉身上部の縁には歯があります(上の写真)。

 葉身細胞は不規則な方形~矩形です。

 上は葉の断面です。 中肋は背方に突出しています。 中肋の背面や葉細胞の背面にはパビラがあります。

(2022.11.10. 京都市内)

ヒメカモジゴケは本種によく似ています。 こちらにはどちらか判断に迷うコケを載せています。

0 件のコメント: