写真は樹幹についていたコカモジゴケ Dicranum mayrii です。
よく見ると、あちこちに小さい枝状の無性芽があります(上の写真の黄色の矢印)。
上は乾いた状態、下は湿った状態です。
葉の長さは 1.5~2mm、無性芽は乾いて葉が捲縮している時の方が分かり易いようです。
この仲間の葉としては、比較的太い中肋があります(上の写真)。
葉身上部の縁には歯があります(上の写真)。
葉身細胞は不規則な方形~矩形です。
上は葉の断面です。 中肋は背方に突出しています。 中肋の背面や葉細胞の背面にはパビラがあります。
(2022.11.10. 京都市内)
◎ ヒメカモジゴケは本種によく似ています。 こちらにはどちらか判断に迷うコケを載せています。
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