ボウズムシトリゴケ

 
　上は樹幹についていたボウズムシトリゴケ Colura meijeri です。

　上は背面から撮っています。　葉の長さは２～2.5mmでした。

　上は腹面から撮っています。　葉は背片と腹片とからなり、腹片は袋状になっています。　深く２裂した腹葉は葉１枚につき１枚あります。　写真の右端には剥がれた腹葉が写っています(ピントは合っていません)。
　和名は腹片の先が坊主頭のようで、袋状のつくりが虫を捕らえると考えられたところからだろうと思います。

　葉を１枚切り離してみました(上の写真)。　左に３枚の小さな葉をつけた、これから伸びようとする短い枝かついています。

　腹片の上部には小さい開口部があります(上の写真)。

　上は腹葉です。

　上は葉身細胞です。　トリゴンは大きく、細胞壁は中間肥厚しています。　油体はほぼ単粒です。

（2023.1.17.）