上はマガリシタバケビラゴケ Radula retroflexa、分けていただいたケビラゴケ属の標本の2種目です。 分布は八重山列島と小笠原です。
本種の背片は接在しています。 分かりにくいので、上はできるだけ背片が離れている所を撮っています。 背片は円頭で全縁、キールは直線状で、背片はキールを過ぎた所で大きく鎌状に曲がっています。 腹片は菱形です。
葉身細胞はトリゴンが無く、細胞壁にくびれがあります(上の写真)。 油体が各細胞に3~5個あるのも特徴ですが、残念ながら油体はほとんど崩れています。 なお、上の写真は色を補正してあります。
上は茎の断面です。
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