2016-07-13

ヒゴトゲハムシ



 写真はヒゴトゲハムシ(旧名ヒゴノトゲトゲ) Dactylispa higoniae でしょう。 体長は 2.8mmしかなく、ヒゴトゲハムシとしても少し小さすぎるのですが、前胸背の模様など形態的にはよく一致しますし、食餌植物のヤブムラサキの葉の裏にいたので間違いないでしょう。

(2016.7.12. 堺自然ふれあいの森)



2016-07-12

ケラ


 写真はケラ Gryllotalpa orientalis です。 土の中にトンネルを掘って生活する昆虫で、目にする機会も少ないのですが、写真は田植後間もない田で、土が掻き回されて追い出され、張った水に浮かび畦につかまっていたものです。
 系統的には大きくかけ離れているほ乳類のモグラに前脚などがよく似ているのは、似た生活をすることで形態も似てくるという「収斂進化」の例としてよく挙げられます。


 背側を見ると、翅が発達していないように見え、飛べないように思われがちですが、発達していないのは前翅だけで、折りたたまれた長い後翅を持っていて、よく飛ぶこともできます。

(2016.6.23. 堺自然ふれあいの森)

2016-07-11

アオモジホコリ


 コケの葉腋から垂れ下がっているように見える丸いもの、じつはコケとは無関係で、変形菌の一種のアオモジホコリ Physarum viride だろうと思います。 変形体がコケをよじ登り、そこで子実体を形成したのでしょう。
 子のう壁は亀甲状に割れますが、柄に接している付近は割れず、下の写真の右下のように花弁状になります。 ちなみに和名の「アオ」は、未熟な子嚢が緑色だからです。


(2016.6.28. 堺自然ふれあいの森)

2016-07-10

リンゴドクガ


 上はリンゴドクガ Calliteara pseudabietis の幼虫です。(撮影:2016.6.26. 堺自然ふれあいの森)
 ドクガ科ですが、毒針毛は持っていないようです。 頭部は写真の右側で、目立つのは尾端近くの赤い毛束ですが、身を守るために丸くなると、体の前方にある毛束の間から黒い帯が現れます。
 リンゴやサクラなどのバラ科以外にも、クヌギやコナラなどのブナ科や、ヤナギやカエデなども食べるようです。 
 そして、下が成虫です。(撮影:2011.4.30. 堺市南区槇塚台)


(学名について)
 種小名 pseudabietis は pseud(偽)+ Abies、abietis(モミ属)です。 成虫がスギドクガに似ているところからでしょうか。

ミジンムシダマシ科の幼虫



 朽ちた切株の窪みにくっついていた正体不明の生きものです。 アブラムシの幼虫かとも思ったのですが、吸汁できるような所では無いし、全く見当がつきません。 でも、こんなわけのわからないものに出会うと、好奇心が湧いてくるんですよね。
 落ち着いて撮れる時でなかったので、体長もよく分かりませんが、2mm前後だったと思います。

 おちゃたてむしさんからコメントをいただき、Aclerisさんのブログに写真のものとよく似たものが載せられていることを教えていただきました。 たしかによく似ていて、同種かきわめて近い種のようです。 Aclerisさんはクロミジンムシダマシ Aphanocephalus hemisphericus の幼虫だと思うと書かれています。
 「正体不明」としていたタイトルも、Aclerisさんに合わせて変更しておきます。

(2016.6.28. 堺自然ふれあいの森)