写真はケラ
Gryllotalpa orientalis です。 土の中にトンネルを掘って生活する昆虫で、目にする機会も少ないのですが、写真は田植後間もない田で、土が掻き回されて追い出され、張った水に浮かび畦につかまっていたものです。
系統的には大きくかけ離れているほ乳類のモグラに前脚などがよく似ているのは、似た生活をすることで形態も似てくるという「収斂進化」の例としてよく挙げられます。
背側を見ると、翅が発達していないように見え、飛べないように思われがちですが、発達していないのは前翅だけで、折りたたまれた長い後翅を持っていて、よく飛ぶこともできます。
(2016.6.23. 堺自然ふれあいの森)
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