エゾスナゴケ Racomitrium japonicum は淡緑色のコケです。 大きな群落を作っていると、その部分が明るく感じられます。
葉の先は透明尖となっています(上の写真)。
上は乾いた時の様子です。 乾くと葉は中肋で2つ折りになります。
上の写真では6つの蒴が横に並んでいます。 左端の蒴には帽がついています。 また、右から3番目の蒴には蓋がついていて、その他の4つの蒴は蓋が取れて蒴歯が見えています。 蒴歯が見えている蒴は胞子が出るにつれてしわがより始めています。
エゾスナゴケの蒴はまだ寒いうちから見る事ができます。 こちらには2月中旬に撮った雪中の蒴を載せていますが、既に胞子を出しはじめている蒴もあります。
上の写真の右側の蒴は蒴歯が開いています。
(2015.3.18. 堺自然ふれあいの森)
◎ こちらではエゾスナゴケの葉を顕微鏡で観察しています。