2015-03-29

マルバタチツボスミレ

 写真はマルバタチツボスミレでしょう。 うすのきさんに咲いている場所を教えてもらいました。


 マルバタチツボスミレは、タチツボスミレとニオイタチツボスミレの雑種とされていて、その中間的な形質を示します。 タチツボスミレとニオイタチツボスミレはこちらに載せていますので、比較してみてください。


 距や花柄の様子を撮ろうとした時に、ちょうどビロードツリアブがやってきました(上の写真)。 花柄に毛のあるマルバタチツボスミレが多いようです。


 上はメシベの様子です。 メシベの上部の形はスミレの仲間の分類で大きなポイントになるのですが、これもタチツボスミレとニオイタチツボスミレの中間的な形質を示しているようです。


 葉形は名前のように丸みを帯びたものが多いようです。

 写真はニオイタチツボスミレだろうとの、花柱の写真を添えたメールをいただきました。 個体変異もあり、スミレ類の分類は難しく、ましてや雑種となると微妙な差異を見分けねばならず、それなりの個体数を観察することも必要になるでしょう。
 正常な花粉のように見えるとご指摘いただいた内容も理解できますが、一方で上の写真のスミレを見た時に、ニオイタチツボスミレと違うなと感じたことも大切にしたいと思います。
 このような理由から、上記記事内容には疑問の余地があることを承知の上で、タイトルや本文の変更は保留にしておます。(2018.4.22.)

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