写真の苔類は、ウロコゴケ科のオオウロコゴケ
Heteroscyphus coalitus だろうと思います。 直射日光の当たらない湿った崖にありました。 葉は瓦状にゆるく重なっています。
矩形の葉の両隅には1つずつ歯があります。
苔類の茎葉体では、葉が3列に並んでいることがよくあります。 この場合、腹方(=土に接する側)に並ぶ葉を「腹葉」と呼んでいます。
上は腹面(=土に接している側)から見たものですが、オオウロコゴケの腹葉は、水平に広がる左右の葉とつながっていて分かりにくいのですが、茎の径ほどの腹葉が2裂し、裂片がさらに2~3裂しています。
(2015.2.11. 堺市南区豊田)
◎ オオウロコゴケの葉身細胞の様子などは
こちらに載せています。