田起こしされた田にスズメノテッポウ Alopecurus aequalis がたくさん見られました。 史前帰化植物とされていて春の田でよく見られます。 また草笛になることでも知られています。
スズメノテッポウと同属のセトガヤ Alopecurus japonicus もほぼ同じ時期に花をつけます。 下がそのセトガヤです。
スズメノテッポウもセトガヤも、小穂は寄り集まって軸に密着し、穂は棒状で、両者の姿はよく似ています。 しかしスズメノテッポウの葯は花粉を出した後に白色から黄褐色に変わるのに対し、セトガヤの葯は白いままです。 下に両者の穂の一部を拡大したものを並べておきます。
スズメノテッポウ |
セトガヤ |
上の写真でも両者の芒の長さの違いは分かりますが、この違いは穂を曲げてやると、下のようにはっきりします。
スズメノテッポウ |
セトガヤ |
(2016.4.22. 堺自然ふれあいの森)
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