コナラの葉の上で八チガタハバチ
Tenthredo matsumurai が何かを食べていました。 口元がよく見えないのですが、餌にしているのはもしかしたら上の写真の赤い矢印のものかもしれません。 しかしその矢印のものが何なのかは分かりません。
ハチガタハバチはハバチ科ハバチ亜科に分類されていて、その名前(葉蜂)にあるとおり、幼虫はサルトリイバラなどのユリ科の葉を食べて育つようですが、一般的にハバチの成虫の餌は葉ではありません。
しかし「蜂の形をした蜂」とはおもしろい和名ですね。 蜂とはアシナガバチの仲間など人を刺す怖い虫で、人を刺せないハバチ(葉蜂)がホソアシナガバチなどアシナガバチの仲間に擬態している、ということなのでしょうが、分類学的には立派なハチであるハバチが蜂とは認めてもらえていないような名前です。
ハチガタハバチによく似た蜂に、トガリハチガタハバチ
Tenthredo smithii がいます。 前者の触角鞭節は暗褐色で、触角全体が同色であるのに対し、後者の触角は先端の数節が淡色です。
(2016.4.30. 堺自然ふれあいの森)
2 件のコメント:
素晴らしく精細な写真に感動しました。
ありがとうございます。
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