2016-05-05

キャラボクゴケ


 上は、他のコケも混じっていますが、キャラボクゴケ Fissidens taxifolius でしょう。 土の斜面に育っていて、特に水の多い環境ではありませんでした。


 上の右側は2本の茎が重なっています。 キャラボクゴケの葉の長さは1.5~2.2mmとされていて、上の写真のものともよく合います。 しかしキャラボクゴケの標準的なサイズは、茎は葉を含めて長さ5~15mmで7~15対の葉をつけるとされていますから、少し小型のキャラボクゴケです。
 上の左のキャラボクゴケをもう少し大きく撮ったものはこちらに載せています。


 ホウオウゴケ科の葉は、上翼、腹翼、背翼の3つの区域に分けられます。 これまでホウオウゴケ科のコケを何種類も載せていていまさらですが、以下でこれらの語句を使っていますので、確認の意味で載せておきます。


 上は葉先部分です。 中肋は少し葉先から突出しています。


 上は葉の基部が分かるように撮ったものです。 背翼の基部は円く終わっています。


 上は腹翼(左)と上翼(右)の境付近を撮ったもので、下の方には背翼も少し写っています。 ここには背翼の縁は写っていませんが、葉全体を見ても葉縁には舷が無く、葉縁が多細胞層になることもありません。 葉身細胞は円形~丸みのある方形です。

(2016.4.26. 池田市 五月山公園)

◎ 胞子体をつけたキャラボクゴケの様子をこちらに載せています。

 ちなみに、下が本物?のキャラボク Taxus cuspidata var. nana (イチイ科)です。 キャラボクゴケの和名は、これに似たコケということでしょうが、どうでしょうか。



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