2016-05-21

泉北ニュータウンにもオオシラホシハゴロモの幼虫?


 写真はオオシラホシハゴロモ Ricania quadrimaculata の幼虫ではないかと思います。 昨日(5月20日)堺市南区の泉北ニュータウン内の公園でみつけました。


 オオシラホシハゴロモについては、川邊透氏が、大阪市立自然史博物館友の会発行の「 Nature Study 」の今月号(62巻5号)やむし探検広場に載せておられます。 それによると、本種は台湾に生息する大型のハゴロモです。 日本国内ではほとんど見つかっておらず、川邊氏の発表以前では、正式に発表された成虫の記録としては 2012年に兵庫県川西市でのオス1頭(月刊むし No.493)のみで、インターネット上でも昨年7月の岐阜県の記録(こちら)以外には見当たりません。


 写真の幼虫の体長は、腹端の綿状のロウ物質が多くて正確に測れませんが、3mmほどです。 川邊氏の昨年6月17日撮影の幼虫によく似ているのですが、オオシラホシハゴロモのホストはクリのようです。 今回みつけたのはヒラドツツジで、この公園にクリの木があることを私は知りませんし、少なくとも幼虫がいた周囲数mにはクリの木は無く、クリの木から落ちて来たとは考えられないので、タイトルには「?」をつけました。


 最初に見つけた時は上のような状態で、枝にくっついてロウ物質で体を完全に隠していました。

 じつは同日に同じ公園で、下のような幼虫も見つけています。


 上はアラカシの地上1.8mほどの葉の裏にいたもので、これもハゴロモ科の幼虫の後姿に違いないでしょう。 顔を撮ろうと少し動かした瞬間、ちょうど常緑樹の落葉の時期だったらしく、幼虫のいた葉がポトリと落ちてしまい、地面をいくら探しても、もう幼虫は見つけることはできませんでした。 そんなわけで、幼虫の顔は全く確認できていないのですが、よく見られるアミガサハゴロモの幼虫ベッコウハゴロモの幼虫とはロウ物質の様子が異なります。
 この幼虫は、オオシラホシハゴロモの、最初の写真より少し生長した幼虫の可能性もありますが、やはりクリの木は近くに無ありませんし、体の色も濃いとしたら、BABAさんが載せておられる、アミガサハゴロモに似て異なる幼虫(こちら)の可能性もあります。
 いずれにしろ、オオシラホシハゴロモの成虫が見られるのは真夏のようですので、これからも観察を継続したいと思っています。 この夏はハゴロモがおもしろい! かな?

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