チヂミザサ
Oplismenus undulatifolius の花がまだ咲いていました。 前に載せた柱頭の色は白っぽかったのですが(
こちら)、今回見たのはピンクです。
イネ科の花としては見栄えがする方ですが、群落で一斉に咲くのでは無さそうです。
葉は波打っています。 和名はこの葉の様子が、笹の葉が縮んでしわがよったように見えるところからでしょう。
葉の基部は葉鞘となって茎を抱いています。
花が終わり果実が熟す頃になると、上の写真のように苞頴の芒が粘液で覆われるとともに、小穂の基部で外れやすくなり、いわゆるひっつき虫となって動物の体などにくっついて種子散布を行います。
なお、上の写真でも毛が目立っていますが、花軸や葉に毛の多いものを
ケチヂミザサと呼んでいます。しかし、この変化は連続的で変種レベルでも分けないことが多く、和名としては両者を含めてケチヂミザサと呼ぶ場合もあります。
(2018.11.3. 堺自然ふれあいの森)
0 件のコメント:
コメントを投稿