奈良・
秋篠寺のコケ庭で、スギゴケの仲間がありました(上の写真:2018.11.5.撮影)。
京都盆地に点在する寺院のコケ庭のスギゴケは
ウマスギゴケが多いのですが、ウマスギゴケは水分の多い日の当たる場所を好みます。 しかし、ここ秋篠寺のコケ庭は木立が多く半日陰で、ホソバオキナゴケが多く(
こちら)乾いているようです。
このような場所に生えているのはオオスギゴケではないかと思い、数本いただいて帰り、葉の断面を作ってみました(下の写真)。
平凡社の図鑑によれば、オオスギゴケの葉身細胞の薄板の無い部分は2~5細胞幅で、薄板の高さは4~6細胞です。 上の写真の薄板の高さは3~4細胞と少し生育が悪いようですが、端細胞も卵形で、やはりオオスギゴケ
Polytrichastrum formosum だったようです。
下は葉の断面の一部を大きく撮ったものです。
◎ オオスギゴケは
こちらにも載せています。
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