写真はシリブカガシ Lithocarpus glaber の花です。 雌花は長く伸びた雌花穂に、雄花は長く伸びた雄花穂にたくさんつきます。
アラカシ、クヌギ、コナラなどの Quercus属のカシ類やナラ類は春に花を咲かせますが、シリブカガシの花は9月の終わりから10月にかけてです。
上は雌花穂の先の部分です。 先端近くの花はまだツボミですが、写真の中央以下の花は咲いていて、それぞれの雌花には円柱形の花柱3個が見えています。
上は雄花穂の先の部分です。 雄花はぎっしりついていて、どこまでが1つの花かも分かりづらくなっていますが、よく見ると、1つの雄花には10本のオシベがついています。
シリブカガシの花は、雌花も雄花も上記のように小さな花で、風媒花のように見えます。 しかし見ていると、以下の写真のように、いろんな虫がシリブカガシの花に来ています。 どうやらにおいで虫を呼ぶ虫媒花のようです。
コアオハナムグリ |
クロヤマアリ |
ルリチュウレンジ |
ハエ目の一種 |
◎ シリブカガシの堅果などについてはこちらに書いています
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