写真はフォーリーイチョウゴケ Lophozia longiflora だと思います。 ちなみに、フォーリーはフランス人宣教師で、明治期に日本で植物採集を熱心に行っています。
葉はゆるく重なっています。 上の写真では茎が黒くなってしまい、腹葉の有無が分かりづらくなっていますが、腹葉は確認されませんでした。
葉は 1/3ほどV字~放物線状に2裂し、裂片は鋭頭、側縁はわずかに円弧状に張り出しています。
上は葉身細胞です。 油体は微粒の集合です。
本種とよく似たタカネイチョウゴケは、側縁の張り出しがもう少し強く、油体には眼点があります。
(2019.9.14. 北八ヶ岳)
◎ こちらには花被のあるフォーリーイチョウゴケを載せています。
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