2020-01-11

マキハハリゴケ



 岩を覆っていたマキハハリゴケ Claopodium assurgens です。


 この仲間( Claopodium属 )の多くは茎葉と枝葉の形が異なります。 上の写真で葉先が糸状に長く伸びているのが茎葉で、枝葉は広披針形です。
 茎は這い、多くの枝が斜上し、密に葉をつけていますので、1~2枚目の写真のように、群落の表面からは茎はほとんど見えません。


 上は茎葉です。 茎葉は三角形の下部から急に細く伸びて針状に尖り、中肋は長く突出しています。


 上は枝の一部です。 枝葉の長さは1mmに達していません。


 上は枝葉です。 枝葉は広披針形で漸尖し、中肋は葉先に達していません。


 葉身細胞は丸みのある方形~矩形で、中央に1個のパビラがあります。

(2019.12.28. 岡山県井原市)

◎ マキハハリゴケはこちらにも載せています。


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