2020-01-13

トガリバイチイゴケ


 写真はトガリバイチイゴケ Taxiphyllum cuspidifolium です。 本種も好石灰岩種で、石灰岩の岸壁にくっついていました。


 茎は枝を羽状につけています。


 枝の幅は2~2.5mm、枝葉の長さは 1.5~2mmです。


 枝葉は枝に丸くついていて、扁平にはなっていません。


 枝葉は卵形で、やや非相称、先は急に細くなって尖っています。 中肋は短く、二叉しています。


 翼部は方形~矩形の細胞が数列あり、葉縁では縦に6~14個並んでいて、これらの部分は暗く(=色濃く)なっています。


 葉身細胞は、幅8~10μm、長さ 80~100μmです(上の細胞)。


 偽毛葉は三角形です(上の写真)。

 (2019.12.27. 岡山県西部の石灰岩地帯)

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