上は石灰岩の崖から垂れ下がっているセイナンヒラゴケ
Neckeromnion calcicola です。 外見は
トサヒラゴケによく似ていますが、こちらは石灰岩上に見られるコケです。
大型のコケで、基物上を這う一次茎から立ち上がる二次茎は、まばらに側方に枝を出しながら、長さは 30cmを越えることもあるようです。
葉は著しく扁平についています。 葉を含めた茎の幅は、上の写真では4mmほどですが、もう少し幅広く5~6mmになるようです。
葉には半月状の強い横しわがありますが、光の当て方によっては、まるで小さな葉が何枚も重なっているようにも見えます。
葉は舌形で、先端は切頭、中肋は細く短く、葉を左右に不等に分けています。 葉縁基部の片側が内曲している葉が多く見られます(上の2枚の写真)。
上は葉身細胞です。
(2019.12.27. 岡山県西部の石灰岩地帯)
◎ セイナンヒラゴケは
こちらにも載せています。
0 件のコメント:
コメントを投稿