2020-01-16
コバノヒダゴケ
写真はコバノヒダゴケ Ptychomitrium wilsonii です。 滝近くの岩上にありました。 上は乾いた状態で、葉は内曲し、茎に接していますが、極端な巻縮は見られません。 縦ひだのある帽は、蒴の 2/3ほどを覆っています。
上の写真で、胞子体が2本ついていて、上の胞子体は蒴歯が1枚目の写真のように開いていたのですが、霧吹きで湿らせると、蒴歯が閉じてしまいました。
葉の長さは 3.5~4mmです。 同定には蒴柄の長さも関係するのですが、上の写真では蒴柄の基部が葉に隠されているので・・・
手前の葉を取り去って測定すると、蒴柄の長さは5mmほどでした。
葉は卵状長楕円形~舌形で鈍頭です。 葉の上部の葉縁には鋸歯があるのですが、上の葉では分かりにくいので、下は上と同じ株の別の葉の葉先近くです。
中肋は葉頂に達しています。 複数の細胞からなる鋸歯は葉の中ほどまで続いています。
葉の上部の葉身細胞は丸みのある方形で、厚壁、平滑です。 所々細胞が重なって見えていますが、その部分は細胞が2層になっています。
上は蒴を縦に2分割した片方ですので、全体では蒴歯は単列で16本です。 一見は他の多くの Ptychomitrium(チヂレゴケ属)同様、蒴歯は基部まで2裂しているように見えますが・・・
倍率を上げて蒴歯を見ると、あちこちでくっついているものの、蒴歯は3~4裂していると言って良いでしょう。
蒴歯の表面は微小なパピラで覆われています。(最後の写真は偏光で撮影しています。)
(2019.12.28. 岡山県井原市)
◎ コバノヒダゴケの蒴の帽や雄花序などの様子はこちらに載せています。
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