写真はアカミノハリガネゴケ Bryum atrovirens でしょう。 多くの場合、蒴の無い Bryum(ハリガネゴケ属)の同定はとても難しいのですが、本種の場合は・・・
下部の葉腋や仮根に赤色(~黄色)の無性芽をたくさんつけます(上の写真)。 上の写真では土などを取り除く過程で数個の無性芽が外れてしまっています。
和名の「アカミ(赤実)」はこの無性芽のことなのか成熟した蒴の色なのか分かりませんが、私は前者のような気がします。
上は光学顕微鏡での観察です。 無性芽の径は 0.1~0.2mmです。
いろいろな長さの葉が混じっていました(上の2枚の写真)。 少しわかりにくいのですが、下部の葉縁は反曲しています。
葉縁には舷があります(上の写真)。
葉身細胞は長六角形で、長さは 45~65μmでした(上の写真)。
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